「勇者召喚」に巻き込まれ、異世界にやってきたサラリーマン、ムコーダ。
彼の唯一のスキルは、現代日本の商品を異世界に取り寄せる【ネットスーパー】。
伝説の魔獣フェンリル(フェル)と、生まれたてのスライム(スイ)を従魔に従え、美味しい料理で旅を続けるムコーダ一行。
第3巻では、食いしん坊な仲間がさらに増え、神々との新たな交流が始まり、そしてついに一行は未踏のダンジョンへと挑みます。
ますます賑やかになるムコーダの異世界放浪譚、その魅力をあらすじと見どころを交えて徹底的に解説。
果たしてヘタレなムコーダは、この新たな試練を乗り越えることができるのでしょうか?
- 『とんでもスキルで異世界放浪メシ』3巻の全体的なあらすじ
- 新たに登場する食いしん坊な仲間と、個性豊かな神々の詳細
- 一行が挑むことになるダンジョン都市ドランと、そのダンジョンの特徴
- ムコーダが振る舞う絶品異世界グルメと、神々へのお供え物の内容
新たな仲間と神々の饗宴!波乱の幕開け
食いしん坊な龍、ドラちゃん登場!
ムコーダ一行の旅は、新たな仲間の加入から始まります。
その名も「ドラちゃん」。
正体は希少種であるピクシードラゴンで、小さな体に強大な力を秘めています。
しかし、その出会いは実に『とんスキ』らしいものでした。
ムコーダが作る料理の匂いに引き寄せられ、あっという間に胃袋を掴まれてしまったドラちゃんは、自ら従魔になることを志願。

好奇心旺盛で少々生意気な性格のドラちゃんが加わったことで、ムコーда、フェル、スイの旅はさらに賑やかで楽しいものへと変わっていきます。
最強のフェンリル、万能なスライム、そして高機動・高火力のピクシードラゴンという、もはや無敵とも言えるパーティーがここに誕生したんですね。
甘味に釣られた女神たちと、酒を求める男神たち
平穏な旅も束の間、ムコーダの元には神界からのアクセスが殺到します。
発端は、以前からムコーダに加護を与えている風の女神ニンリル。
彼女が異世界の甘味(特にあんぱん)を要求したことから、その噂が他の神々にも広まってしまったのです。
女神たちの甘味争奪戦
ニンリルの話を聞きつけた土の女神キシャール(美容マニア)、水の女神ルサールカ(おっとり系)、火の女神アグニ(活発系)が次々とムコーダに接触。
彼女たちはそれぞれ、ネットスーパーで購入できる異世界の化粧品や洋菓子、アイスなどを対価に、ムコーダに「加護(小)」を授けます。
これによりムコーダは、主要な属性魔法の女神たちから加護を受けるという、前代未聞の状態になってしまいました。
酒豪の男神、現る
女神たちの噂は、男神たちの耳にも入ります。
鍛冶の神ヘファイストスと戦神ヴァハグンという、いかにも屈強そうな二柱の神が、今度は異世界の「酒」を求めてきました。
特にウイスキーなどのアルコール度数の高い酒がお好みのようで、ムコーダは困惑しつつもこれに応じます。
見返りとして、ヘファイストスはスイに「鍛冶」のスキルを授け、ヴァハグンはフェルとドラちゃんに「戦闘時ステータス5割増」という強力な加護を付与。
この一連の出来事により、ムコーダ一行は知らず知らずのうちに、神々さえも無視できないほどの規格外の存在へと変貌を遂げていくのです。
目指すはダンジョン都市!新たな冒険の舞台へ
冒険者の街、ドランに到着
神々との(一方的な)取引を終えた一行は、フェルとドラちゃんの強い希望により、ついにダンジョン都市「ドラン」に到着。
ここは国内最大級のダンジョンを有し、一攫千金を夢見る多くの冒険者たちで賑わう活気あふれる街です。
しかし、ムコーダ自身はダンジョン攻略には全く乗り気ではありません。
彼の願いはあくまで「平穏な旅」。危険なダンジョンなど、できることなら避けたいのが本音なんですね。
個性派ギルドマスター、エルランドとの出会い
ドランの冒険者ギルドで一行を待ち受けていたのは、ギルドマスターを務めるエルフのエルランドでした。
彼は温厚で有能な人物…かと思いきや、実はとんでもない「ドラゴンマニア」。
新たに仲間になったドラちゃんの姿を見るや否や、目を輝かせ、異常なほどの執着心を見せ始めます。
その残念な言動に、ドラちゃんはもちろん、ムコーダたちもドン引き。
しかし、彼のドラゴンに関する豊富な知識やギルドマスターとしての立場は、今後のダンジョン攻略において重要な役割を果たしていくことになります。
いざ、未踏の迷宮へ!規格外パーティーのダンジョン攻略
ヘタレなムコーダのささやかな抵抗と入念な(料理)準備
従魔たちの圧力とエルランドの期待に押し切られ、しぶしぶダンジョンに挑むことになったムコーダ。
彼の唯一の抵抗は、万全すぎるほどの準備をすることでした。
もちろん、その中心は「料理の作り置き」。
アイテムボックスの時間を止める能力をフル活用し、ビーフシチューや豚の角煮、ハンバーグなど、すぐに食べられる絶品料理を大量に仕込みます。

これは、ダンジョン内での食事を少しでも豊かにし、過酷な冒険へのモチベーションを保つための、彼なりの戦い方。
この入念な準備が、後の攻略で大きな意味を持つことになるんですね。
規格外戦力、ダンジョンを蹂躙す
準備を終え、ついにダンジョンへと足を踏み入れたムコーダ一行。
ムコーダは道中の魔物との戦闘で土魔法の練習に励みますが、彼の出番はほとんどありませんでした。
序盤〜中盤:もはや作業
ダンジョンの浅い階層に出現するゴブリンやオークといった魔物は、フェルやドラちゃん、スイにとっては敵ですらありませんでした。
フェルの魔法一発でフロアの敵が一掃され、ドラちゃんが目にも留まらぬ速さで敵を屠り、スイの酸弾が的確に魔物を仕留めていきます。
あまりの蹂躙ぶりに、他の冒険者パーティーは呆然。
ムコーダ一行は、まるで散歩でもするかのように、驚異的なスピードでダンジョンの階層を駆け下りていきました。
深層:巨人さえも敵ではない
20階層を超えたあたりから出現するトロールやミノタウロスといった巨人系の強力な魔物たちも、一行の敵ではありませんでした。
ヴァハグンの加護でさらに強化されたフェルとドラちゃんの連携攻撃は、ボスクラスの魔物さえも一撃で粉砕。
スイも巨大化して参戦し、その小さな体からは想像もつかない力で敵を圧倒します。
ムコーダの役割は、もっぱらドロップアイテムの回収と、仲間たちのための美味しい食事の準備なのでした。
閑話:もう一つの物語「3人の勇者」
物語の合間には、ムコーダと共に召喚された3人の勇者、カイト、カノン、リオの視点が描かれます。
彼らは王国で手厚い保護を受けながら、エリート騎士たちの指導のもと、順調にレベルを上げていました。

しかし、その裏では王国の上層部による不穏な動きが見え隠れします。
勇者たちに渡された魔道具、そして彼らの純粋な善意を利用しようとする者たちの存在が示唆され、ムコーダの知らない場所で、もう一つの物語が静かに進行していることが明かされます。
激闘の果てに…そして、次なる冒険へ
前人未到のダンジョン踏破とギルドの混乱
圧倒的な力でダンジョンを突き進んだムコーダ一行は、ついに最下層に到達し、ボスであるベヒモスをも撃破。
これはドランの街の歴史上、誰も成し遂げたことのない偉業でした。
地上に帰還した一行がもたらした報告と、山のようなドロップアイテム(特に地竜の解体素材)は、ギルドマスターのエルランドを狂喜させ、ドランの街全体を揺るがす大騒動へと発展します。
エルランドは地竜の解体のためにギルドの業務を放棄しかけ、ムコーダは望まぬ注目を浴びることになるのでした。
新たなスキルと新たな甘味
ダンジョン攻略という偉業を成し遂げたことで、ムコーダのレベルも大幅にアップ。
それに伴い、彼の固有スキル【ネットスーパー】にも変化が訪れます。
新たに「テナント」機能が解放され、なんと現代日本の洋菓子店(不二家)の商品が購入可能になったのです。
専門店が作る本格的なケーキやデザートの登場は、従魔たちはもちろん、神界の女神たちを再び熱狂の渦に巻き込むことになるのでした。
- 新たな従魔としてピクシードラゴンの「ドラちゃん」が仲間に加わり、パーティー戦力がさらに増強される。
- 甘味や酒を求める新たな神々(女神3柱、男神2柱)が登場し、ムコーダに様々な加護を与える。
- 一行はダンジョン都市ドランを訪れ、ドラゴンマニアのギルドマスター・エルランドと出会う。
- フェル、スイ、ドラちゃんの圧倒的な力で、前人未到だったドランのダンジョンを完全攻略してしまう。
おわりに
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第3巻は、新たな仲間と神々が登場し、物語の世界が一気に広がりました。
特に、ヘタレなムコーダが最強の従魔たちに振り回されながらも、未知のダンジョンに挑む姿は、コミカルでありながらも確かな成長を感じさせてくれます。
そして、何と言っても魅力的なのが、ムコーダが作る数々の美味しそうな料理。
ビーフシチューをはじめとする作り置き料理の数々は、読者の食欲を刺激すること間違いなしです。
規格外の冒険と、心温まる美食が織りなす極上のエンターテインメント。
次巻では、ダンジョンを攻略し、新たな力を手に入れたムコーダ一行がどんな旅を見せてくれるのか、ますます目が離せません。



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