アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(通称:リゼロ)に登場し、絶大な人気を誇るキャラクター、レム。
彼女が物語の本筋から突然姿を消し、長らく眠り続けていた衝撃的な理由や、待望される復活の可能性に関して、今なお多くのファンが熱い視線を送っているのです。
本記事では、そんなレムが辿ってきた過酷な過去と、苦難の末に迎えた現在、そして未来への希望の光について、原作の展開を基に詳しくまとめていきます。
この記事を読むとわかること
- レムが昏睡状態になった理由とその経緯
 - スバルだけがレムを覚えている理由
 - レムが直面した4つの「死の危機」と名シーン
 - 原作6章での復活と、現在の状態
 - レムの記憶が戻る可能性と考察ポイント
 - ファンの声やSNSでの反応・今後への期待
 
レムのキャラクター紹介|青髪のメイド、その強さと優しさ
レムは、双子の姉であるラムとともに、大貴族ロズワールの屋敷で働く有能なメイドであります。
一見すると物静かで控えめな印象を与えますが、その内には鬼族としての強靭な戦闘力と、一度心を許した相手を守るためには命を懸けるほどの強い芯を秘めているのです。
かつて、姉に対する罪悪感と劣等感に苛まれていた彼女ですが、主人公スバルとの出会いと、彼がレムの全てを肯定したことで、自己を肯定し前向きな生き方を選び取っていくことになりました。
その痛ましくも美しい精神的な成長こそが、彼女が**「ただのヒロイン」という枠を超え、多くのファンの心を掴んで離さない存在**になった最大の理由と言えるでしょう。
記憶を奪われた悲劇|暴食の大罪司教との戦い
白鯨討伐という偉業を成し遂げた後、レムは王都への帰路にて、魔女教大罪司教の一人、「暴食」の権能を持つライ・バテンカイトスと遭遇し、襲撃されるという悲劇に見舞われました。
この絶望的な戦いで、彼女は「名前」と「記憶」を喰われ、その結果、彼女という存在そのものが世界から忘れ去られ、深い昏睡状態へと陥ってしまいます。
その権能の恐ろしさは、周囲の人々の記憶から彼女の存在を完全に消し去ることであり、実の姉であるラムでさえ、妹がいたことすら思い出せないという残酷な状況を生み出しました。
ただ一人、スバルだけが『死に戻り』の権能の影響か、世界から切り離された存在であるため、レムの記憶を保持し続けることになります。
この、世界で自分だけがレムを覚えているという“記憶の孤独”が、彼女を救うというスバルの揺るぎない行動原理となり、物語を次なる舞台へと動かしていくのです。
 
レムが直面した4度の死亡フラグ
- 魔獣の呪いで衰弱死:森で子犬に化けた魔獣ウルガルムに噛まれ、逃れられない呪いによってスバルの腕の中で命を落とすという結末を迎えました。
 - 魔女教との戦い:スバルを屋敷から逃がすため、たった一人で狂信者たちと対峙し、壮絶な戦いの末に命を散らすことになります。
 - ペテルギウスに殺害:怠惰の大罪司教ペテルギウスに捕らえられたスバルを救おうとしますが、全身の骨を折られ、非業の死を遂げました。
 - 白鯨戦で消失:アニメ版ではスバルの精神世界での出来事として描かれましたが、白鯨の「霧」によって存在ごと消し去られてしまいました。
 

 このように、何度も訪れる「死の危機」に直面しながらも、彼女は愛するスバルと、彼が守ろうとする世界のために、その身を賭して戦い抜いてきたのでした。
復活の兆しと現在の状態
物語が原作小説の第6章に進むと、スバルたちはレムを目覚めさせる方法を求め、伝説の「プレアデス監視塔」へと向かうことになります。
その地で、因縁の相手である暴食の大罪司教たちと再び対峙し、激戦の末、ついに彼らを討伐することに成功。
混乱のさなか、長らく眠り姫であったレムは、ついに昏睡状態から目覚めるのです。
しかし、彼女が発した第一声は、スバルとファンの期待を打ち砕く「あなたは誰ですか?」という、あまりにも残酷な問いかけでした。
そう、肉体は目覚めたものの、彼女の記憶は完全に戻ってはいなかったのです。
また、長期にわたる昏睡の影響で身体機能も著しく衰えており、自力で歩くことさえままならず、杖が手放せない状態にありました。
それでも、彼女は確かに目覚め、記憶のない世界で、新たな一歩を確かに踏み出し始めたのでした。
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レムの記憶は戻るのか?今後の展望
原作の最新の展開においても、レムの記憶が完全に戻る兆しはまだ見えてはいないのが現状でしょう。
しかし、リハビリによって身体機能が少しずつ回復し、かつての片鱗を見せる魔法の使用や、スバルとの間でゆっくりと育まれる新しい絆など、希望の光が見え始めているのもまた事実です。
スバルは、記憶を失った彼女に対しても、かつて自分がレムに救われた時と同じように、焦らず丁寧に向き合い、ゼロから新たな関係を築こうと懸命に努力を続けています。
レム自身もまた、自分が何者であるかを知ろうとする強い意思を持ち始めており、その能動的な姿勢は、彼女の新たな成長の証と言えるでしょう。
ファンの間では、物語の根幹に関わる「オド・ラグナ」という世界の魂の源流が、記憶の回復の鍵を握るのではないか、という活発な考察が繰り広げられています。
 
ファンの声とSNSの熱狂
Twitterや各種掲示板では、レムの復活という報に、歓喜するファンの声が日々、数多く投稿されています。
「レムがやっと帰ってきた!」「たとえ記憶がなくても、レムはレムだ!」といった熱いコメントが多数寄せられており、彼女の人気の根強さがうかがえることでしょう。
中には、「記憶喪失という、さらに過酷な試練が与えられたからこそ、彼女の人間としての本質的な魅力が再発見できる」といった、この展開を前向きに捉える意見も見受けられます。
まさに、レムの物語の“新章”にふさわしい、深みのある展開と言えるのかもしれません。
この記事のまとめ
- レムが昏睡状態になった理由と経緯を解説
 - スバルだけが記憶を保持している謎に迫る
 - レムが直面した4度の死の危機を振り返る
 - 原作6章での目覚めと記憶喪失のままの現状
 - レムの記憶復活の可能性と鍵となる要素を考察
 - 「オド・ラグナ」など新展開に関する注目ワード
 - ファンの声とSNSでの熱狂的な反応を紹介
 - “再ゼロ”から始まるレムとスバルの新たな関係
 
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おわりに
レムは、暴食の大罪司教との戦いによって、その「記憶」と「名前」を奪われ、長い眠りについていたのです。
プレアデス監視塔での一件を経て奇跡的に目覚めたものの、記憶は戻っておらず、体も万全とは到底言えない状態にあります。
それでも、スバルとの間にゼロから築かれる新たな信頼関係が芽生えはじめ、レムの物語は「ゼロ」から、いや「再ゼロ」から再び始まろうとしているのです。
ファンとして、彼女がいつか完全な復活を遂げる日を願いながら、その尊い一歩一歩をこれからも見守っていきたいものです。
そして何よりも、「あなたは誰?」という問いかけから始まる、二人の全く新しい物語に、これからも大きな期待が寄せられます。

 

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